西播磨から中国地方へかけての製鉄地帯に対し、東播磨〜但馬〜摂津の地方は生野 明延 摂津多田にいたる産銅地帯として知られています。その中で多可郡は生野鉱床帯に属し、多可町の鉱山は中町北部にそびえる妙見山と、加美町南部の豊部・多田付近の山塊に集中して広がっています。また、この付近には産銅にかかわる遺跡も多く、古くよりこの地域が有力な産銅地域であったことが伺えます。  昭和57〜58年、県立余暇村公園の建設に伴い埋蔵文化財調査が行われた結果、石垣や溝で区画された吹屋をはじめ、吹床、吹子座、焼釜などが検出され、小規模ながら銅製錬の全行程を示す各種遺構がそろって発見されました。  これらの遺構は、全国的に見ても貴重な発見であるため、当館において復元・展示されています。
 館内見学については、事前に予約が必要です。
 ボランティアガイドによる展示物の開設も行っていますので、
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 【連絡先】
 ・那珂ふれあい館 пF0795-32-0685
 (月曜日・火曜日休館。但し、どちらかが祝祭日の場合は水曜日休館)
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