多可町指定文化財

薬師如来立像図 (円満寺) 

【時    代】 安土桃山時代
【法    量】 タテ134.0×ヨコ62.7cm
【材    質】 絹本着彩
【備    考】 
 江戸初期に、円満寺中興開山を行った僧、明覚台肪の作と伝えられる。
一般的な薬師如来図とは趣を異にしており、背後に大和絵風の背景が描かれ、画中には説話的表現が見られる。
中央の薬師如来は衣文線や頭光に截金が使われ、細密な描写がなされ、専門絵仏師的な技法が使われている。
しかしながら、下方に「吉重山兵教寺為再興 薬師如来 御進 本願 台肪僧都 書之」とあり、台肪作とされる
所以となっている。