兵庫県指定文化財

木造観音菩薩立像(楊柳寺) 

【時    代】 平安時代初期
【像    高】 179.8cm
【材質 構造】 カヤ 一木造 彫眼 
【備    考】
 厳しく神秘的な独特の表情を持ち、膝下部には翻波式衣文がみられ、平安時代初期の特徴を残す。
播磨地方の木彫造の中でもきわめて古例に属するものであり、この地方の彫刻史を考える上でも見逃す
ことができない作例として甚だ注目される遺品。制作時期について諸説あり、全体のプロポーションは極
めて古様で、7世紀後半の作例とする説もある。