« ふれあいお弁当づくり教室を開催しました | メイン | 地元産間伐材で、卒業証書の額縁づくりに挑戦 »

地元産間伐材で、卒業証書の額縁づくりに挑戦

 全町の約8割を森林が占める多可町で、山や木に関心を持ち森林を大切にしてもらおうと、1月15日(火)松井小学校(加美区)の6年生27人(もう一クラスは翌日16日作成予定)が地元産の間伐材(杉)を使って卒業証書の額縁づくりに挑戦しました。この事業は「豊かな体験学習活動推進事業」の一環として昨年から行われています。
 額縁は四隅のカットに高度な技術を要するため、三木市の工具製造業者が特殊な工具(ソーガイド)を用いて児童でも精巧に加工出来るよう指導を行いました。また、木材は地元きたはりま小径木加工センター(木原木材)が調達しました。
 はじめに、県社農林振興事務所から日本の森林事情についての説明がありました。現在、日本で使われている年間木材は1億立方㍍で東京ドームの約80倍であること。しかし、そのうち日本で育った木は2割程度に過ぎず、今後は日本の木材を上手に利用し若い木をきちんと育てて欲しいとの話がありました。児童達は配られた地元産の木を大事に持ち、二人一組となって指定の長さにのこぎりで切っていきました。
 しっかり固定できず長さの違う木を切って四苦八苦する児童の姿も。
「のこぎりを早く動かしたからといって木が切れるものではありません。木はのこぎりを手前に引く時に切れます。慌てずしっかりとのこぎりを引いてください。」と指導者からアドバイスがあると分厚い上着を脱いで腕まくりをしながら取り組む児童もあり、約2時間かけ自分だけの額縁を作りました。
 なお、6年生59名は卒業式当日、この額縁に自分ですいた杉原紙の卒業証書を入れて同学校を旅立ちます。

松井小額縁づくりHP1.jpg 松井小額縁づくりHP2.jpg 松井小額縁づくりHP3.jpg 松井小額縁づくりHP4.jpg 松井小額縁づくりHP5.jpg 松井小額縁づくりHP6.jpg


 

About

2008年01月15日 17:04に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ふれあいお弁当づくり教室を開催しました」です。

次の投稿は「地元産間伐材で、卒業証書の額縁づくりに挑戦」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36