加美区地域協議会では、一昨年から神戸大学大学院経済学研究科の藤岡秀英准教授、中川聡史准教授の協力のもと、地域のまちづくり・むらづくりに関する地域調査(集落への訪問調査)を行ってきました。
これを受け、7月30日(木)、神戸大学(六甲台本館)において、多可町と神戸大学大学院経済学研究科とがまちづくり・むらづくりに関する協力協定を締結しました。
これは、地域施策に関する調査・研究およびその成果の普及などにおいて、両者が連携・協力し、持続可能なまちづくり・むらづくりの展開を目指す新たな取り組みです。
締結式では、神戸大学大学院経済学研究科長(神戸大学経済学部長)の藤田誠一教授と戸田町長が協定書に署名し、自治体と大学が連携・協力して取り組む、新たなまちづくり・むらづくりのあり方について意見を交換しました。その中で、藤田誠一教授は「Uターン者、Iターン者の調査を実施することにより、どういう属性の人物がUターン・Iターンをしているか把握したい」、また、戸田町長は「自分自身もUターン者なので大変興味がある。今回の調査結果を政策に生かしたい」と話しました。
今回の協定に基づき、8月には、加美区の全世帯を対象にUターンやIターンに関するアンケート調査を実施し、将来に向けた新たな地域づくりに取り組みます。