2月20日(土)、ベルディーホール会議室で多可町青少年健全育成大会が開かれ、各種団体の役員や地域の代表、学校関係者など約200人が集いました。
大会では、西脇警察署の大西巧署長から、西脇多可管内における少年犯罪の現状について報告があり、地域みんなで子どもを育てることの大切さが話されました。
また、教育委員会から、多可町の学校応援ボランティアと中学生ボランティアについて概要が説明され、「できることを、できるときに、できるところから」と学校と地域がお互いに無理をすることなく手を取り合い、子どもを育てる体制づくりをしようと協力が求められました。そして、実際に図書ボランティアとして活躍されている藤原恵美さんと中学生ボランティアとして活躍されている安達夢華さんから活動の内容や工夫、活動に込める思い、活動を通して感じたことなどについて発表がありました。
最後に、(財)インターネット協会・インターネット利用アドバイザーの山根喜代浩さんによる「インターネットの光と影2010~大人の知らない危険な状況~」と題した講演が行われました。山根さんは、ネットのしくみや恐さ、ネットの中に生活する場があるという現代の子どもたちの状況などを分かりやすく説明し、「ケータイ・インターネットと上手に付き合うために、大人は子どもがどんな使い方をしているのかしっかり見ることが大事」とし、普段の人間関係が犯罪から子どもを守る方法であると語りました。参加者は、時にうなずきながら、熱心に聞き入っていました。