3月13日(日)、箸荷集落にある箸荷大池でチェーンソーアートが行われました。
箸荷大池の傍らにある枯れた桜の木を集落の新たなシンボルにしようと、箸荷むらづくり委員会が発案し、今回初めて取り組まれました。
作業に当たったのは、三木市在住の村田浩一さん(木工房ムークス)。村田さんは、普段は建築業を営み、趣味が高じてチェーンソーを使った作品作りを行っているそうです。
今回使用した桜の木は、昭和6年に大池の改修が行われた際に植えられたもので、今では枯れて果ててしまったものとのとです。
普段のチェーンソーアートと違って、相手は堅い桜の木。地面にはまだ根が残っています。
また、少し曲がりながら2又に分かれて伸びている生木であることから、作業は難度の高いものでしたが、村田さんは、イメージを描きながら徐々に滑らかな曲線を切り出していきました。
作業開始からおよそ5時間には、躍動間あふれる鯉の姿が現れ、桜の木に新しい命が吹き込まれた。
湖面には千ヶ峰が写る箸荷大池。新しいシンボルになりそうです。