教育委員会について

【教育委員会とは】
 教育委員会は、教育の政治的中立性を保持し、学校教育や生涯学習等の振興を図るため設置された、町長からは独立した執行機関です。
 教育委員会は5人の教育委員による合議制の機関となっています。
 教育委員会は、@政治的中立性・安定性の確保、A地域住民の多様な意見を反映、B生涯学習などの教育行政の一体的な推進等を目的として設置されています。
 教育委員会の権限に属する事務は、教育委員会の会議によって処理することとなっており、教育に関する事務の管理及び執行の基本的な方針等について審議し決定しています。

 

 
【教育委員の任命】
 教育委員は、人格が高潔で、教育、学術、及び文化に関して識見を有するもののうちから、町議会の同意を得て町長が任命する5人の委員(うち1名は教育長)で組織されます。委員の任期は4年で、再任されることがあります。

 

 
【委員長と委員長職務代理委員】
 委員長は、教育委員会の委員のうちから選挙により選ばれます。任期は1年で、再任されることがあります。委員長は教育委員会の会議を主宰し、教育委員会を代表します。
 委員長職務代理委員は、委員長を選挙する際に教育委員会が指定するもので、委員長が職務を行うことができない場合や、委員長が欠けた場合に、委員長の職務を代行します。

 

 
【教育長と事務局】
 教育長は、教育委員会の指揮監督の下に、教育委員会の権限に属するすべての事務をつかさどり、事務局の事務を統括します。
(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第17条、教育長への事務の委任等については同第26条)
 教育委員会の権限に属する事務を処理するため、教育長の統括の下に事務局が置かれています。
(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第18条)




教育委員の紹介


職名 氏名 任期満了日
教育委員長 熊田 正博  平成25年12月31日
委員長職務代理者  門脇 きみ子  平成26年12月31日 
教育委員  數原 誠子  平成24年12月31日 
教育委員  藤田 裕子  平成27年12月31日 
教育委員(教育長)  岸原 章  平成25年12月31日 



平成25年度多可町教育方針及び主要施策


 今日、わが国では、少子高齢化や核家族化、情報化、価値観の多様化が急速に進行するとともに、長引く景気の低迷による経済情勢の悪化など、教育を取り巻く環境は大きく変化しています。こうした中、社会の変化に対応し、たくましく生き、新しい時代を切り開いていくためには、柔軟な思考力や他者との関係を築く力、知識や技能を活用して課題を解決する力などが求められています。
 多可町教育委員会では、多可町総合計画をもとに、「明日の多可町を担うこころ豊かな人づくり」を基本目標とし、「ふるさと多可町を愛し、自らの夢や目標に向かってたくましく生きる、こころ豊かな子どもの育成」を目指す「多可町教育ビジョン」を着実に実行していきます。
 いつの時代でもまちづくりの基礎は、人づくりにあります。幼児期から高齢期までそれぞれのライフステージに沿い、学習の機会と場所の充実を図り、生涯にわたり、学び続けることができる学習環境づくりを進めていきます。「多可町で子育てをして良かった」、「多可町で学んで良かった」、そして「多可町に住んで良かった」と実感していただけるまちづくりをめざして取り組んでいきます。
 また、いじめや体罰による生徒の自殺が大きな社会問題になっています。私たち一人一人があらためてこの問題の重大性を十分認識し、いじめや体罰の根絶に向け、社会あげて取り組んでいかなければなりません。
 「教育は人なり」といわれるように、教職員一人一人の資質・指導力及び学校園の組織力の向上が欠かせません。そのために、日々子どもと向き合い、直接教育活動を行っている学校園の取組を支援するとともに、適切な指導、助言を行っていきます。そして保護者や地域から信頼される開かれた学校園づくりを推進していきます。
 平成25年度の重点目標と主要施策は、次のとおりです。(※項目のみ抜粋、全文はこちら及び下記のリンクからPDFファイルをご覧ください。

平成25年度多可町教育方針及び主要施策(全文、PDFファイル)


1 重点目標

(1) 幼児教育・学校教育
 @ 生きる力の基礎を育む幼児教育の充実
 A 夢や目標を持ち、たくましく生きる子どもの育成
 B 個々の指導力や組織力の向上に努める教職員の育成
 C 信頼される学校園づくりの推進
 D 学校園施設・設備の充実
(2) 家庭教育・社会教育
 @ 家庭や地域の教育力の向上
 A 学童保育や児童館事業等の充実
 B 教育・文化施設の充実

2 主要施策

ハード面
 1 学校園施設の整備改修
 2 学童保育施設の整備改修
 3 その他関連施設の整備改修

ソフト面
 ◎ 幼児教育・学校教育
  1 生きる力の基礎を培う幼児教育の充実
  2 幼保小中学校の連携の強化
  3 確かな学力の育成
  4 豊かな心の育成
  5 健やかな体の育成
  6 特別支援教育の推進
  7 開かれた学校園づくりの推進
  8 伝統や文化、環境をいかした体験活動の充実
  9 教職員の資質・指導力及び学校園の組織力の向上
 10 学校園の防災体制及び危機管理体制の充実

 ◎ 地域家庭教育・社会教育
  1 家庭や地域の教育力の向上
  2 安全で安心な環境づくりの推進
  3 学童保育や児童館事業等の充実
  4 生涯学習の拠点としての図書館の充実
  5 地域の歴史学習の拠点としての那珂ふれあい館の充実

 ◎ 教育委員会事務局
  1 就学前教育・保育基本計画の策定
  2 教育委員会事業の点検・評価・公表の実施
  3 教育委員会の充実
  4 学校規模、教育環境のあり方の検討
  5 保護者、児童・生徒、教職員を日常的に支援する体制づくりの推進