7月19日(日)、加美公民館で加美区みんなのまちづくり講演会が行われました。
この日は、加美区地域協議会アドバイザーの藤岡秀英先生(多可町コミュニティ・シンクタンク代表)を講師に迎え、約130人が参加し、加美区のまちづくりに関わる現状と課題、そして将来への展望について話されました。
講演会を前に、伏原朝臣地域協議会長から「加美区地域協議会では、より良いまちづくりを目指して、藤岡先生の協力のもと、平成19年から2カ年にわたり各集落での現地調査を行ってきました。そして、今回「平成20年度加美区みんなのまちづくり計画」の策定に至りました。これからも、この取り組みが継続した活動となることを願います」とあいさつがありました。
また、戸田町長も「本計画は、まちづくりの実現へ向けた重要項目、危機感が十分に伝わってきます。今後の取り組みに生かされることを願います」と話しました。
講演会では『地域協議会とは、この地域で何をすべきか、誰が携わっていくべきか、どのように進めていくべきかを十分に議論する組織である』と地域協議が担う役割について話されました。
また、今回作成された計画書に基づいて、(1)高齢化と少子化による人口問題、(2)空き家問題の発生状況、(3)Iターン、Uターンの現状と課題、(4)高齢者世帯の生活安全と安心、(5)雇用問題と企業誘致へ期待、(6)地域医療の現状と課題、(7)地域文化、地域の魅力とむらづくり、(8)消防団の現状と課題、(9)農地・山林をはじめとする自然環境の保全の9項目について、具体的な説明がありました。
そのほか、自ら(藤岡先生)がIターン者である体験談を紹介し、田舎暮らしでの村付き合いの大変さや大切さについての話しがありました。