12月17日(木)、シンガーソングオルゴーラーの臼井則孔(うすい のりこ)さんが兵庫県立北はりま特別支援学校を訪れ、オルゴールを通じて子どもたちと交流を深めました。
これは、10月に行われた同校創立30周年の記念式典後の発表会でオルゴール使いが主人公の劇「星つむぎの歌~北はりま版~」を小学部が演じたことがきっかけで実現したものです。
「劇のビデオを見て、とても感動しました。楽しい時間をみんなと過ごせてうれしい」と語る臼井さん。まるでオルゴールの森にいるかのように物語を語り、オルゴールを奏でました。そして、やさしいオルゴールのメロディーにのせて、「森のくまさん」「ビリーブ」「さんぽ」などを子どもたちと一緒に歌い、伸びやかな歌声を披露しました。
また、オルゴールの鳴る仕組みが説明され、子どもたちは手回しオルゴールを用いたオリジナルの音楽作りに挑戦。専用のカードに文字や絵を描き、それに合わせてパンチで穴を空けて完成させました。少し緊張した面持ちでオルゴールをまわし、自分の作った音楽を聴く子どもたち。 最後は、全員のカードを紡いで、みんなで曲の完成を喜びました。
一つの劇を通じて実現した夢の共演は、子どもたちにとって一足早いクリスマスプレゼントとなりました。