3月5日(金)、交流会館で「緑のふるさと協力隊」総括報告会が行われました。
昨年4月に、緑のふるさと協力隊として多可町に赴任した小野正晴(鎌倉市出身)さん。
「本当の豊かさとは何か」との自問に答えを見い出すべく、農村での暮らしに飛び込み、数々の活動に挑戦してきました。
この日は、協力隊の活動を通じて小野さんと苦楽をともにした皆さん約70人が出席し、晴れの舞台に花を添えました。
報告会では、活動に参加した動機やこの1年を通じて自ら体験した活動についての発表があり、多可町の第1印象を「中途半端な田舎」と振り返りながらも、これまでの活動を通じて、自らの思いが「中途半端な田舎」から「ちょうどいい田舎」に変化していく心境について語りました。また、出会いや挫折など、それぞれの時期に感じた心に響くエピソードも話し、会場には笑い声が響き渡りました。
またこの日、小野さんは「ふるさと夢大使」にも任命され、活動修了証とともに任命書が町長から手渡されました。
報告会の最後には、「本当に地域の人たちから愛された協力隊員でした。1年間ご苦労様でした」とはなむけの言葉が贈られ、「協力隊の真の活動は、これからが本番です。多可町で学んださまざまなことを全国に広く発信していきたい」と締めくくりました。