3月14日(日)、兵庫県公館で小規模集落元気作戦「第2回元気交流会」が行われ、加美区山寄上集落が参加しました。
これは、交流をキーワードに集落の活性化を図ろうと、平成20年度から兵庫県が進める事業です。小規模集落元気作戦に取り組む県内22集落が、都市農村交流に期待する都市部住民とのお見合いの場として、集落紹介や特産品・野菜販売などを通じて都市部へのPRを行っています。多可町では、山寄上集落が平成21年度モデル地区に指定され、地域のお宝探しや今ある交流、特産品について話し合いを進めています。
この日は、藤田一郎区長をはじめ6人が参加し、「多可の元気村 山寄上 -紙(かみ:杉原紙)・神(かみ:伊勢神宮献上米)・加美(かみ:北播磨最北の加美)の里-」をキャッチフレーズに、試食コーナーを設けておにぎりを振る舞うなど、山寄上産のコシヒカリやサツマイモ堀体験イベントなどをPRしました。
井戸知事も同集落産で兵庫県認証食品のおにぎりを試食しました。
なお、交流にかかるディスカッションにおいて、同集落の藤田喜晴さんが農村側の意見を発表しました。藤田さんは、「山寄上のおいしいお米を多くの人に知ってもらいたい。しかし、たくさんの注文が入っても難しい面もある。アンテナショップなどで、まずは味わってもらうような取り組みになれば」との思いを語りました。
また、交流企画を模索しているNPO組織の人たちと名刺交換や他集落と取り組みについての情報交換をするなど、次の交流ステップづくりを行いました。