5月5日(火・祝)、多田の林松寺で「地域で健康を考えるつどい」が開催されました。
林松寺には、衆生の病気を治し安楽を与える仏様として鎌倉時代に作られた、薬師如来が祀られています。
まず、集落の皆さんが参加して、お薬師さんの健康祈願が行われました。
その後、医学博士の柳本有二先生による「今を生きる~いつまでも歩ける体力づくり~」と題したお話がありました。先生は、最近の学生は自分の意見を口に出して言わない傾向があることを例に出し、携帯機能の向上やリモコンなどの便利さに慣れて、知らず知らずのうちに自分で考えることが少なくなっている点を指摘しました。そして、自分らしく意見を持ち、色んな事を語り合って生きていくことの大切さを説きました。 集まった皆さんは、先生の話にうなずきながら熱心に話を聞いていました。
また、先生の軽快な語り口調に乗せて、脳の活性度を測る体操や反射神経のテストなど体を動かす楽しいゲームも行われ、会場は笑いに包まれました。
お話の後には、婦人の皆さんが作ったぜんざいが振る舞われ、集まった皆さんは、温かいぜんざいに舌鼓を打ちました。