6月3日(水)、豊部(加美区)集落の民家の庭先にある池のほとりに、モリアオガエルの卵が見つかりました。
モリガオガエルは、一般的には山地の森林に住み、普段は見る機会が少ないカエルです。
また、泡に包まれた卵を水辺近くの木の上に産み付けることが有名で、天然記念物に指定している地方もあります。
-モリアオガエルの産卵-
モリアオガエルは、産卵時期になると、メスがオスを背負って木に登ります。産卵が始まると、粘液が分泌され、オスとメスが足でかき回し、受精卵を含んだ白い泡の塊を作ります。直径10㎝~15㎝ほどの泡の塊の中には、黄白色の卵が300個~800個ほど産み付けられているそうです。1週間~2週間ほど経つと卵がふ化し、ふ化したおたまじゃくしは、泡の塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡と一緒に真下の水面へ次々と落ちていきます。