11月28日(土)、箸荷むらづくり館(加美区箸荷)で、さわやかトーク・in北播磨が行われ、井戸知事が多可町を訪れました。
これは、兵庫県が推進する事業で、知事が県内各地を訪問し、各地域で取り組まれている特色あるまちづくりについて意見交換を行い、まちづくりのあり方を学ぼうとする取り組みです。
この日は、集落住民の皆さんをはじめ、井戸県知事、戸田町長、内藤県議、杉本北播磨県民局長、関係機関職員約40人が参加しました。
到着後すぐ、井戸知事から集落住民の皆さんに「箸荷集落への訪問は、今回で2度目となります。皆さんの活力あるむらづくりをお聞きできる貴重な機会と思い、楽しみにして来ました」と今回の多可町訪問を喜ぶ言葉が贈られました。
さわやかトークでは、はじめに、箸荷むらづくり委員会の板場利夫会長から同集落が取り組むむらづくり活動の全般的な事例内容(集落新聞・村落誌の発行、花いっぱい運動、景観むらづくり協定の締結など)が紹介されました。
次いで、同集落の誇りでもあり、全国的にも知られる『箸荷紅茶の会』、『箸荷むら芝居保存会』の2つの活動紹介が行われました。
箸荷紅茶の会の今中照子会長からは、グループの設立から紅茶の商品化に至までの経緯、紅茶まつり・全国地紅茶サミットの開催など、同グループが取り組む活動についてより詳しく紹介されました。「紅茶づくりはEM栽培にこだわり、100%地元産の茶葉を使用しています。本日お出ししている紅茶、お菓子も箸荷紅茶を使った自慢の一品です」と話す今中さん。
知事からは「とてもおいしく、皆さんの集落を想う熱意がこの味に込められていると感じます」とねぎらいの言葉が贈られました。
また、箸荷むら芝居保存会の安藤茂会長からは、長らく途絶えてむら芝居の復活、各地での公演、全国むら芝居サミットの開催などについて詳しく紹介されました。「今では、着付けや化粧も自前で行い、みんなで支え合って活動をしています。手作りにこだわり、素人ならではのおもしろさを伝えたい」と話す安藤さん。
知事からは「皆さんの力強い活動が確実に実を結んでいることが理解できます。箸荷集落が誇る集落民の結束力には感心させられます。とてもすばらしい取り組みであると感じました」と活動を称える言葉が送られました。
箸荷集落ならではの特色あるむらづくりに、井戸知事からはさまざまな質問が寄せられ、集落住民の皆さんは、井戸知事との楽しい会話に花を咲かせました。
閉会後には、同集落で葉ぼたんづくりに励む今中治三郎から井戸知事に、多可町特産品認証商品の「踊り葉牡丹の寄せ植え」がプレゼントされました。