1月17日(日)、県立芸術文化センター(西宮市)で県民創作公演「播州歌舞伎」が開催され、多可町中央公民館播州歌舞伎クラブが出演しました。「寿式三番叟」で幕が開け、第一部では、「受け継がれる播州歌舞伎」と題したトークが行われました。
トークの前半では、播州歌舞伎役者である中村和歌若師匠が3才のころから子役として舞台に立った自身の体験談などを紹介し、播州歌舞伎について笑いを交えながら分かりやすく、その魅力を語りました。
またトーク後半では、戸田善規町長と同クラブの橋間美穂さんが出演し、多可町の魅力や播州歌舞伎に取り組んできた「こぼれ話」などを語りました。そのほか、トーク中には、南光子供歌舞伎クラブ、県立播磨農業高等学校播州歌舞伎部、中町北小学校播州歌舞伎クラブの公演や練習風景のVTRも上映され、県内で播州歌舞伎に取り組む全ての団体が紹介されました。
第2部「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」では、数々の名場面に迫力と緊張感に満ちた演技が披露され、観客の皆さんは深い感動の中、播磨の地で受け継がれる播州歌舞伎の世界に酔いしれました。
舞台後のあいさつでは、播州歌舞伎の継承活動に取り組む全ての団体を代表して、同クラブ代表の山根加織さんが「播磨の誇る伝統芸能 播州歌舞伎を芸術文化センターの舞台で、多くの皆さんにご覧いただくことができ、感激と感謝の気持ちでいっぱいです。私たち多可町中央公民館播州歌舞伎クラブは、このすばらしい伝統を受け継ぎ、伝えるために、これからもますます精進して参ります。この思いは、南光子供歌舞伎クラブ、播磨農業高等学校播州歌舞伎部、中町北小学校播州歌舞伎クラブも同じだと思います。まだまだ未熟なものばかりではございますが、今後とも播州歌舞伎をごひいきの程、よろしくお願いいたします。」と感謝と今後の決意を述べました。