八千代区柳山寺で火の祈願祭(ぽっぽこねんじゃ)が行われました

 日が沈み、あたりが暗闇に包まれたころ、山裾に松明の明るい光がぽつぽつと見え、耳を澄ませば、「ぽっぽこねんじゃ豊年じゃ」のかけ声が聞こえてきました。
 これは、8月25日(土)、八千代区の柳山寺愛宕山神社の伝統行事である「火の祈願祭・・・ぽっぽこねんじゃ」のひと幕です。
 山頂の愛宕山神社からの御神火をかけ声とともに、子どもたちが松明で大歳神社まで運びます。
 この御神火を分けてもらい、仏壇や神様に供えると家内安全、無病息災、豊作などが叶えられると言われているため、各家の玄関先では、ろうそくを持って子どもたちが通るのを待つ人が・・・。
 子どもたちは、額に汗を光らせ重い松明を持ってかけ声をかけながら、集落内を回りました。
 御神火がおさめられた大歳神社前では、集落の皆さんが用意された焼きそばやフランクフルト、アイスクリームなどが振る舞われ、暑さを忘れ浴衣姿で櫓(やぐら)を囲んでおられました。

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