恐竜の化石が教えてくれたこと。                                          八千代区大和の草野球チームが地域づくり勉強会を開催されました。

 基幹産業の農業や林業が活気を失い、ますます少子高齢化が進んでいる地域の現状に打開策を見いだそうと、8月26日(日)八千代区大和の草野球チーム(山本和樹代表)が、大和住民センターで地域づくり勉強会を開催されました。
 この草野球チームは7年前、当時の消防団員らでつくられた『大和中三原野球倶楽部』のことで、現在は20代から40代の約30名の皆さんで活動されています。
 3年前から、近くにある体験型交流施設『なごみの里山都』の活性化を図り地域を盛り上げようと地域住民同士の交流として夏まつりを開催されていました。しかし、市町村合併があり大和地域から積極的に地域固有の課題に向き合おうと勉強会開催を発案。
 第1回目の今日は、丹波竜化石の発見者、村上茂さんを招かれ「丹波竜とまちづくり」の講演を行われました。
 丹波竜を発見したときの様子、マスコミ発表までの緊張感など話された後、町おこしについて語られました。
 『・・・観光というとすぐに大型バスで沢山の人が行き来することをイメージしがちですが、大量のゴミだけを残していくような町おこしではいけないように思います。地形・自然から学びがある交流にしていけたらと思います。丹波竜も、学者の研究からは到底存在しないとされていた場所に居たのです。この偶然にして必然の発見が私達に何を教えてくれているのかしっかりと受け止めていきたい・・・。丹波市もこの大和地域と同じように山、川、が素晴らしい地域。同じような地域課題を抱える中で、お互いに参考にして地域の活性化に取り組むことが出来るのではないでしょうか・・・。』短い言葉の中にもまちづくりの極意を読み取られたのか参加された約15名の皆さんは大いに頷かれていました。
 なお、今後は農業(新しい米作り)や林業についても勉強会を行われる予定です。

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