『ストップ ザ 限界集落』八千代区大屋で座談会を開催

 年間さまざまな活動をされている大屋むらづくり協議会。
 11月17日(日)大屋公民館で「ストップ ザ 限界集落」をテーマに、多可町シンクタンクの藤岡秀英さん(神戸大学経済学部准教授)を囲み座談会を開催しました。
 参加した方からは、「若者が定着するためのむらづくり活動とは?」「大屋の現状は、地元にいる30代がとても少ない。」などの意見が出ました。
 藤岡さんは、加美区まちづくり計画策定のため、加美区地域協議会と13集落の現地調査を行い、その現状と課題についてまとめています。
 「65歳以上が過半数を占めるとその集落は限界集落と呼ばれ、廃村になっていくと言われています。加美区の調査結果から大屋集落でも言えることは、廃村にならないために、若者の定住が大切です。大屋集落を考えるとき、都会からのIターン世帯を増やすことは難しいので、今住んでいる20世代の若者が結婚してそのまま定住するように、また外に出ている団塊の世代の子どもたち(20代30代)に、ふるさとはここであるという意識を持ってもらうことが大切です。中山間地域の問題は少子化ではなく、都会へ若者が流出していくこと、この人口流出をいかにして食い止めるかです。これからのむらづくり活動はそのような人たちもターゲットに入れて進めて行く必要があるのでは?」と、藤岡さんから提案がありました。
 これを受け「今後のむらづくり活動については、まず地元に住んでいる人たちの状況調査をし、現状を把握することから始めたい」とむらづくり協議会の市位幸次さんは話しました。

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