昭和30年代の生活スタイル・環境をイメージしてみましょう。                        循環型の生活を目指し、バイオマスタウン構想を策定

 地域の廃棄物などをエネルギーとして再利用し、地球温暖化防止や循環型社会を目指そうと、8月3日(金)多可町バイオマスタウン構想策定委員会が発足しました。
 この委員会は、森林組合、農業関係者、住民代表ら10人で構成されており、委員長には兵庫県立大学環境人間学部の非常勤講師・横山孝雄氏が就任されました。
 会議ではまず、事務局からバイオマスについて基本的な説明があり、続いて委員長から近未来に訪れるであろうエネルギー状況等(特にバイオエタノールなど)についての説明がありました。
 その後、多可町にはどのようなバイオマスが存在するのか委員の皆さんで検討しました。
このことを受け、横山委員長は、今後の方向性として多可町内にあるバイオマスの種類と量について調べ、具体的な温室効果ガス削減目標と、地域エネルギーの自給率について数字化を目指すことを提案されました。そしてこの地域に住む多くの皆さんに係わって頂くことで循環型社会の仕組みをどう構築していくのかが今後の課題であること確認しました。
 会議後、多可町木質バイオマス供給センターを見学しました。
 大爆音とともに、一本の丸太が徐々に小さく切り刻まれ、ベルトコンベアーに流れ出す様子に圧倒される委員さん。 また、出来上がったチップを使って熱エネルギーを供給しているボイラーも見学しました。
 帰りのバスの中で、委員さん達は改めて当町で使える廃棄物について話し合っていました。
 なお、この策定委員会は、今後、年度内に数回の会議を開催し来年3月には、バイオマスタウン構想を策定する予定です。

バイオマスタウン構想HP1.jpg  バイオマスタウン構想HP2.jpg  バイオマスタウン構想HP4.jpg  バイオマスタウン構想HP3.jpg