貸し出し冊数50万冊記念!! 不思議な絵本の世界へ・・・。

 平成16年3月に開館した多可町図書館で、先月中旬、貸出冊数50万冊を突破しました。
 このことを記念して、10月17日(水)から21日(日)まで手作り絵本展が開催されます。
 この絵本展には、多可町図書館サポートネットのメンバーが、布などを用いてつくられた絵本や、地域の子ども達が牛乳パックでつくった『からくり絵本』など約20点と、「たんば手づくり絵本の会」の皆さんの作品約30点が展示されます。
 『多可町図書館は、施設の規模や主要幹線道路から少し奧まった場所にあるなどの条件にもかかわらず、開館後、わずか3年6か月で50万冊の貸出を達成することが出来ました。これは、当初の目標より早く、順調な推移と言えるのではないでしょうか・・・。』と図書館職員は語る。
 これほどまでの貸出冊数の背景には、1度に10冊借りられることや、リピーターが多いこと等などが挙げられますが、何と言っても開館当初から、当館の経営を直接支援されてきた、図書館サポートネットの皆さんの力によるものが大きいと言えます。
 『・・・貸出冊数50万冊とは、約6億円を地域の皆さんに還元できたことなんですよ。・・・』と語るサポートネット代表の小嶋明さん。
 今回開催される手づくり絵本展も、このメンバーの大きな力添えがありました。
 今年、5月、丹波市立植野記念美術館へサポートネットのメンバーが絵本作品展を見に行かれました。ここで、地元丹波にこだわった絵本づくりに感化されたメンバーが、多可町にも手作りの絵本という新しい領域をつくりたいとの思いから、丹波の皆さんとの交流が始まったそうです。
 『・・・今、丹波市では丹波竜がブームとなっています。多可町は、多可町図書館のシンボル『ふくちゃん』(ふくろう)を売り出す『ふくちゃんプロジェクト』の一環として、現在、「ふくちゃん物語」という絵本も作成中です。丹波にある絵本文化の種を、多可町に蒔いて育てていきたい。・・・』と意気込まれる小嶋さん。
 なお、今回の絵本展の目玉は、何と言っても『巨大からくり絵本』です。これは、段ボール箱を貼り合わせて高さ160㎝ 幅80㎝の立体を作り、これに長い紙を巻き付け、くるくると回転させると11の画面が出てくる絵本となっています。サポートネットの皆さんが丸一日がかりでつくられた汗とアイディアの結晶です。 貴方も、巨大からくり絵本を、くるくると回してみませんか?

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