夏休み子どもアドベンチャースクールがはじまりました
7月27日(金)から夏休み期間にかけて、町内の小学生を対象に豊かな体験を通じて有意義に夏休みを過ごしてもらおうと多可町教育委員会では、アドベンチャースクールを(10回講座)を開催します。
初日の今日『刀づくり見学&いろんな石の魅力』と題して町内にある鍛刀場とミネラルコレクションへ見学に行きました。
まずは、中区中村町にある松内ミネラルコレクションへ行きました。陳列棚に所狭しと置かれた石に目を見張る子ども達。
『ここにある石の中でどの石が一番(値段が)高いですか?』と質問する子どもに『それじゃ、君たちの中で一番高い人は誰ですか?』と逆に質問を投げかける松内さん。
その問いかけに唖然とする子ども達。『いいか。すべての石は色も形が違うねんで(違います)。それは、みんなと同じ。だから、どの石が(値段が)高いかは人間が決めるもの。』と謎めいて答える松内さん。松内さんは小学5年生の時、夏休みの自由研究で石を調べ始めたそうです。町内にある杉原川、野間川で沢山の石を拾った体験を話されました。
次は中区牧野にある『真鍋純平鍛刀場』へ行きました。作業場入り口には古めいた看板とともにしめ縄が飾られていました。
『しめ縄は、ここから神様が住む世界として区切る境界線のようなもの。だから、ここにある道具は全て大切に扱わなければいけません。』と説明される真鍋さん。鉄に熱を加えて加工作業する部屋は、どの道具も墨で真っ黒。しかし、1つひとつの機械の脇には、しめ縄が張られており真鍋さんの気迫と魂が伝わってくるものでした。
『これまで作った刀で一番長いのは?』
『普通の刀は、長さが75㎝、手持つところが25㎝なのですが、私が作った中で一番長い刀は、刀長が1メートル弱、手で持つところが75㎝というものです。大人の男性ぐらいの大きさぐらいかな・・・。』
『刀を作るときは何度になりますか?』
『800度弱ですね。』と、初めて見聞きする光景に、子ども達は暑さも忘れたかのようでした。
次回、第2回目は7月30日(月)八千代区で馬と触れ合います。
- 投稿者:企画情報課
- 日時:20:29