地域にデビュー 団塊世代対象のボランティア入門教室を開催

 社会福祉協議会主催の「団塊の世代の方対象のボランティア入門教室」の1回目が1月15日、稲荷コミュニティセンターで開催されました。
 講師に招かれたのは、栗木剛さん(mottoひょうご事務局長)です。会場には、すでに定年退職している人やこれから迎える人など29人が集まりました。
 ここで、栗木さんは定年後も地域で楽しく生きと暮らすために「メッセンジャーボランティア」になることの大切さを話されました。
 以下栗木さんの話を抜粋します。
『最近の小学生の子どもたちは飯ごうの形が、なぜあんな形なのか知っていないんですよ。皆さんは知ってますよね。飯ごうがあの形なのは戦時中に、お弁当箱として使われていたので腰などにぶら下げたとき、体にフィットさせ音をたてないようにするためですよね・・・。今、皆さん、誰かに教えてあげようって思ったでしょ。その言いたくなった気持ちが大切なんです。今一番必要なのは、メッセンジャーボランティア(日本語で言うと地域のおしゃべり屋)なんです。道で出会ったり、店で知り合いに出会ったら、今日の講演会のことを話してください。回覧板で回るより一番情報がよく伝わるのが口コミです。おしゃべりをするには、人に会わないといけないし、家から出ないといけません。そうすれば、きちんとした格好をしないといけなくなります。それだけで、脳は働き認知症予防になります。ボランティア活動は「良いことだから、進んでするべきである」と押しつけではいけません。外に出ることで若々しさが保たれ、知らない人と出会って話をすることで脳は活性化します。外に出る手段のひとつとしてボランティアがあるのです。お金を使わずに老化予防ができるんですよ。自分ができそうなことを見つけ、できる時間に活動すればよいと考えてはどうでしょう・・・。』
 約1時間30分の講演は、あっという間に過ぎ、会場は終始穏やかな雰囲気と笑い声に包まれていました。
 2回目は、1月22日(火)午後7時からレクリエーションを中心に行います。1回目に参加されていない人も参加できます。是非ご参加ください。

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