中区安坂の藤本さん ラジオを通じて思いが実る!! 最高の稲刈りへ
10月4日(日)、藤本憲一さん(安坂)の田んぼで、藤本さんとタレントの原田伸郎さんが一緒に稲刈りを行いました。
原田さんと藤本さんとの出会いは、あるラジオ番組がきっかけで始まりました。
原田さんは、自ら司会を務める番組内で「ゴルフスコアに応じて貯金をし、その資金をもとに杵と臼を購入し、ボランティアのもちつき大会を企画したが、その際、肝心の餅米がないことが判明した」と話し、その番組を聞いていた藤本さんの奥さんが「うちの田んぼをぜひ使ってください」と熱いラブコールを送ったそうです。
藤本さんの熱意が実を結び、去る6月7日には、原田さんと一緒に餅米の田植え作業も行われました。
稲刈りの当日は、周辺住民の皆さん約30人が詰めかける中、原田さんは、藤本さんから刈り取りの指導を受けながら、かまやバインダー(稲刈り機)を使い、約10㌃の田んぼの稲刈りに挑戦しました。また、原田さんは、時折、ユニークなジョークを飛ばし、和やかなムードの中、楽しそうな笑い声が田んぼいっぱいに響き渡りました。
稲刈りを終えた原田さんは「小さいころにした稲刈りの思い出がよみがえってきました。ザクザクと稲を刈る音がとても心地よかったです」と話しました。
また、藤本さんは「一緒に稲刈りができてとても楽しかったです。わたしたちが育てる米や農業について、少しでも知ってもらえるいい機会になりました」と語りました。
なお、今回刈り取ったお米は、来年1月に神戸で開催される震災イベントで利用される予定です。