やまとの観音さん 夏まつり

 7月17日(木)八千代区楊柳寺で観音まつりが行われました。
同寺の観音まつりは『大般若転読』が有名です。
『大般若経』は、今から1300年以上前に中国の僧侶がインドから持ち帰り、数年を費やして翻訳(漢訳)したという般若部経典の大全集のことで、その数は何と600巻にもなります。しかし、この膨大な教典を完全に読誦することは難しいため、教典をパラパラとめくっては、般若心経末尾の真言を読誦して、一巻を読誦したことにする儀式が転読(てんどく)です。
 この日は、導師がお経を唱える合間に、大般若経600巻を10人の僧侶で転読し、地域の安全、五穀豊穣、家内安全を祈願しました。
 約20名の参詣者は、暑さも忘れ一心に祈りを捧げました。
 なお、夕方には夜店が並び、地域の有志が大正琴や詩吟が披露するなど、普段は静寂なお寺もこの日ばかりは賑やかとなりました。

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