「地才地創シンポジウム IN 北播磨」が開催されました
神戸新聞社では創刊100周年を記念して兵庫県とともに県内10カ所を回るリレーシンポジウムを開催しています。地域の才能を掘り起こし新たな活力の創造につなげていこうと、6月22日(日)加東市の滝野文化会館で「地才地創シンポジウム IN 北播磨」が行われました。
開演のアトラクションでは、加東市フィルハーモニー管弦楽団が華を添えました。また、「地域の元気づくりは人づくりから」と題したパネル討論が行われました。
パネリストは小澤國秀さん(オザワ繊維株式会社代表取締役)、ジャルディニェ佳代子さん(ガーデンプランナー)、能口秀一さん(木材コーディーネーター)、藤原隆子さん(マイスター工房八千代施設長)の4名で、兵庫教育大学学長の梶田叡一さんがコメンテーターを務めました。
討論では、4名のパネラーがそれぞれ活かしている地域資源とそれに気付かせた視点等について語りました。ジャルディニェ佳代子さんは、南フランスの風景にあこがれながらも、人の心を動かすものは、普通の生活の営みの中にあるのではと語りました。そして、今月15日に当町でオープンした「ラベンダーパーク多可」に触れ、地元の皆さんが4年がかりで育てたラベンダーを植栽していることを紹介。ラベンダーが同地域の棚田や農園風景に自然ととけ込んで地域の人々の生活に欠かせない地域資源となるのではと語りました。
また、コーディネーターを努めた神戸新聞社北播磨局長の安森章さんは人づくりのポイントについて尋ねました。これに対し、藤原隆子さんは、昨年までトライやるで施設に来た中学生に、お客さんのように接していましたが、この子達にとって本当にこれでいいのかと悩んだ事を告白。この子達に大切なこと、この子達が求めていることは、(働く私たちと)同じように接する事ではなかったかと自身を反省し、今年から、商売の難しさ厳しさを自分の孫と同じように教えることが出来たと語りました。
会場を埋め尽くした約400名の参加者はパネラー達の討論に熱心に耳を傾けました。
- 投稿者:企画情報課
- 日時:10:35