手作りの鎧甲で武者行列 地域の歴史にふれる

 戦国時代に野間城があった八千代区中野間で、城関係の歴史を後世に伝えようと、地元の有志(城山まつりと野間城保存準備会)らが5月5日(月)城山まつりを開催しました。
 午前9時過ぎ同城にゆかりのある伊勢和山極楽寺の仁王門前から武者行列がスタート。
 先頭の武者がたたく太く低い太鼓の音とともに、有志や多可ふれあいボランティアガイドなど歴史ファンら約20名が、それぞれ手作りの鎧甲を身につけ集落を練り歩きました。
 鎧甲は、ヘルメットや扇風機、お茶の缶などの廃材をもとに端布などを貼り合わせており、色やデザインなど製作者の個性が現れていました。
 武者行列の後、同城の城主3代在田光重が京の北方御門主の姫君と婚姻したときに宝物として所持したと伝わっている国指定重要文化財『六道絵』などが極楽寺で公開されました。
 住職の丁寧な絵解きをもとに、参加者らは食い入るように見ていました。
 その他にも、演劇好きの社会人、主婦、学生でつくる劇団SEAV(シーブ)が野間城にまつわる歴史を『野間城物語』として演じました。
 劇団員であり脚本を手がけた植山晶子さんらの迫真の演技に、観客は遙か遠い昔の野間の里に思いを馳せました。

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