中町南小学校で遺跡の説明会
平成元年、中町南小学校体育館の改築に伴う発掘調査で発見された『森本・上島原遺跡(かみしまはらいせき)』。
この遺跡からは、弥生時代終末~古墳時代終わり頃の竪穴住居跡7棟、掘立柱建物跡1棟、平安後期の柱穴などが発見されています。
今年度、同校中庭廊下の大規模改修工事に先だち、多可町教育委員会では同遺跡を含む工事区域内を調査しました。
7月11日(金)、児童たちにも身近な遺跡にふれてもらい地域の歴史に関心をもってもらおうと、同町教育委員会では現地説明会を行いました。
教育委員会文化財担当の安平勝利さんが「竪穴住居」や「掘立柱建物」について説明したうえで、この地は弥生時代の終わり頃から集落が作られていたと説明すると、児童達は汗をぬぐいながらも遺跡をのぞき込み、当時の人々の生活に思いを馳せていました。
【今回の調査で発見されたもの】
①円形の竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと) 1棟 (直径約9m)
弥生時代終末頃(紀元2世紀後半~3世紀初頭 約1700年前~1800年前)
②掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)の柱穴(ちゅうけつ) (調査区域が狭く建物の大きさ等は不明)
平安時代後半(紀元11世紀~12世紀頃 約900~1000年前)
- 投稿者:企画情報課
- 日時:03:20