鹿肉料理に挑戦!!~公民館の学問所~
5月13日(火)、『なごみの里山都』で多可町のコミュニティ・シンクタンクによる鹿肉の試食会が開催されました。
これは、駆除した鹿を地域の特産品として活用できないかと「公民館の学問所」の一環として行われたものです。
今回調理するメニューは、「ローストベニスン」「鹿肉のシグレ煮」「鹿肉のしゃぶしゃぶ」の3品。
6年程前から鹿肉料理をされているという神戸大学の藤岡秀英先生に鹿肉の特徴や調理のコツなどを教わりながら、調理を進めます。「鹿肉のスジを丁寧にとる。この一手間が大事。鹿肉は堅いと思われがちだが、時間をかけ、正しく調理すると柔らかくてとてもおいしい。鹿肉の特徴・扱い方を体験的に知り、活かしてほしい。」と藤岡先生。
参加者は初めての鹿肉調理にとまどいながらも、手際よく調理していきました。
そしていよいよ試食会です。まずは、「ローストベニスン」です。鹿肉をにんにくやハチミツなどにつけ込み炭火であぶったこの料理、ヨーロッパでは貴族の食べ物といわれ大変高価なもと言われています。臭みのない柔らかな食感に一同「美味しい」の連発。
次の「鹿肉のシグレ煮」は鹿肉のスジをゴボウ・コンニャクと一緒にコトコト煮込んだもので、付け合わせにピッタリの飽きない味です。そして、最後の「鹿肉のしゃぶしゃぶ」はいくらでも食べられる柔らかくあっさりとした味で、みるみるお皿が空になっていきました。参加者からは、「臭みが全くなく、柔らかくてビックリした」「たくさん食べても全然胃がもたれず、ヘルシー。」などの声が寄せられました。
鹿肉は①グリコーゲンが豊富で甘い②コレステロールが低い③油が少なく低カロリーという特徴があると言われています。コレステロールが気になる人への健康食に、若い女性のダイエット食にとその用途がますます期待できます。
- 投稿者:企画情報課
- 日時:05:59