極楽寺の歴史と文化財にふれる

 9月30日(火)、八千代区極楽寺で門徒に向けて『伊勢和山極楽寺の歴史と文化財』と題した説明会がありました。
 この説明会は、多可町教育委員会(那珂ふれあい館)が、建て替え予定をしている同寺の依頼によって、今年2月から3月にかけて行った発掘調査の結果を報告したものです。
 説明会では、今回の発掘調査で出土した瓦をはじめ、極楽寺に伝わる絵画や江戸時代の中野間村明細帳などの映像をスクリーンに映し出し、一つひとつ丁寧に説明を加えました。
 同館副館長の宮原さんは、約1時間の説明の中で『少なくとも、平安時代の終わりからこの地域に宗教的な建物があり儀式等が行われていただろう。極楽寺については、単純に山林寺院考えるよりも、背後に位置する野間山城との関連性が非常に興味深い。今後も研究を続けていきたい。』と語りました。
 約30名の門徒は熱心に聞き入りました。 

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