150年ぶりに お札復活

 加美区西山の観音堂で、8月17日(日)、約150年ぶりに版木による『牛王印(ごおういん)のお札』が復活しました。
 同観音堂には、本尊の千手観音菩薩が安置されており、今年は4年に1度ご開帳される年です。
 同版木は、町内の民俗行事調査を進めている多可町教育委員会が、今年4月末頃事前調査に入った際に発見しました。
 調査の結果、版木は、観音堂の前身で安政2年(1855年)に焼失した荘厳寺(そうごんじ)で使用されていた可能性が高いことが分かりました。
 版木からつくられたお札は、当時、疫病退散・無病息災・家内安全に御利益があるといわれ大切にされていたようです。
 『多くの人々にこの地域の歴史を知ってもらいながら家内安全などに御利益があれば』と語る見坂壽郎区長。
 約50枚準備した札は、雲門寺住職により清められた後、参拝した村人に配られました。

西山牛王印の札HP1.jpg 西山牛王印の札HP2.jpg