これは何? えっ! こんにゃく芋の実!?

 『あまり見たことがないモノがなっている・・・』と連絡を受け、教えてもらった八千代区門田の畑におじゃましました。
 背丈60㎝、うち上部20㎝に鮮やかなオレンジ色の実がぎっしり。
葉は一枚も付いていないのですが、凛と立っていました。
 畑を管理する河崎利男さんの話によると、5年ほど前、八千代のふるさとまつりで買ったこんにゃく芋の苗から出てきたとのこと。
 河崎さんはこれまで、芋が出来ては「こんにゃく」にしたり、出来た芋をもう一度植えたりと繰り返してこられました。
 今回の実は、今年春に植えた芋から出たとのこと。
『芽が出るのが遅かったけれど、途中で黒ぽい軸がスッと伸び出したんです。でも気にしないで放っておくと一端枯れたようになったんでが、気がつけば緑色の小さな実が出来始めてね。今ではこんなに赤くなって・・・。』と語る河崎さん。
 西脇農業改良普及センターや地元のコンニャク業者等に問い合わせると、4年以上の苗であれば実がなることもあるが、普通、苗は3年までにコンニャクとして商品化されるので、実際に実を目にすることはあまり無いのではとのこと。
 畑の中で、ひときわ存在感を放つコンニャクの実でした。 

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