松明燃やし、五穀豊穣願う 加美区箸荷地区で「愛宕の火祭り」

 多可町加美区箸荷(はせがい)集落の愛宕(あたご)大権現で、8月24日、伝統的神事「愛宕の火祭り」が古式ゆかしくとり行われました。
 愛宕大権現が祀られたのは約200年前といわれていますが、詳しい記録がなく、もっと昔に祀られたという説もあります。
 頭家2軒を中心にその隣保が協力しており、昭和のはじめごろまでは地区の全戸から集まって大きな祭りとしてにぎわっていました。
 当番ら約15人が大見坂林道の終点付近に祭られている愛宕大権現の祠にお参りをしたあと、御神灯を約200m下の地蔵堂まで持って下り松明の行事へ。
 普段の年なら松明は月の数の12本ですが、今年は閏年であるため13本の松明が準備されました。
 勢いよく燃える松明の火に、参加者は五穀豊穣、火災消除を祈願しました。

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