「小児科の現状・子どもの病気」学習会が行われました

 12月10日(水)、加美公民館で多可子育てによる「小児科の現状・子どもの病気」の学習会が行われました。
 学習会では、地域の小児医療問題に取り組む『市立西脇病院小児科を守る会』(スタディーママ)のメンバー16人を講師に迎え、この地域における小児医療の現状や問題点についての話がありました。
①西脇病院の小児科入院ができなくなったこと、②中町赤十字病院の小児科が終了したこと、③近隣の小児科の開業状況、④お医者さんが不足していることなど、地域が抱える小児医療の現状・問題点が挙げられ、参加したお母さんたちは真剣に聞き入っていました。
 また、実際に子どもが急病になったときの対処方法や小児救急医療電話相談窓口の活用方法などを人形劇を用いてわかりやすく紹介しました。人形劇では、メンバーが医師、看護師、薬剤師などに扮し、子どもに生じる病気・症状についての内容やその対処法などがきめ細かく、丁寧に説明しました。
 看護師に扮するメンバーは、実際の看護師でもあり、『観察』、『落ちつく』、『かかりつけ医をもつ』、『早めの受診』をキーワードに、小児救急の的確な対応策を紹介しました。
 そのほか、参加者の皆さんに「休日・夜間の小児救急について」の冊子が配られ、①救急医療機関を利用する前に気をつけてほしいこと、②小児救急にかかるときの手順、③近隣病院の連絡先や所在地などの説明も行われました。
 学習会の最後には、講師の皆さんと参加者たちが輪になって意見交換会が行われました。

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